後に判明したのだが、実は、この事実は、東電上層部はもっと早い段階で知っていたが、発表を当日まで延期した。その理由は、前日の7月21日が参議院選挙の投票日だったからだ。もちろん、安倍政権への「忖度」あるいは、政権からの指示があったことは明白である。
この時の発表では、高濃度汚染水が漏れ出たとしても、「汚染は放射性物質の流出を防ぐシルトフェンス内側に限られ、沖合への影響はない」という説明だった。
しかし、このフェンスは完全に仕切られたものではなく、海水が自由に出入りするものであることも判明。ここでも、沖合に出れば、汚染濃度も薄まるから大丈夫という考え方を取っていることがはっきりした。
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