東京新聞ネット版(1月30日)にこんな見出しの記事が掲載された。
「米軍横田空域の通過、日本が管制 羽田新ルート、五輪前に増便へ」
昨年(2018年)10月29日の本コラム(「安倍総理は憲法9条改正より米軍と交渉し、東京五輪で航空機増便すべき」)で紹介したので、この件を知っている人は、この見出しを見て、「羽田の増便が実現するのか。それは良かったな」と思ったことだろう。
しかし、話はそう単純ではない。うわべだけ見ていると、いつものように騙されてしまう。今回は、この話が、決して喜べるような話ではないことを解説したい。
前述のコラムを読んだ方には、繰り返しになるが、知らないという方も多いと思うので、まず、ごく簡単に本件に関するおさらいをしておこう。
一言で言えば、この問題は日本政府が計画している羽田空港の国際線の増便が、日米地位協定のせいで、うまく進められないという話だった。
続きはこちら ⇒ AERAdot(2019年2月18日)