稲田朋美防衛相が7月28日、ようやく辞任した。同日深夜、北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射したことで、自衛隊・防衛省のガバナンスが崩壊状況にある事態の深刻さが浮き彫りになるという、安倍政権にとって、ダメージをさらに大きくする状況となっている。
防衛省の特別防衛監察の報告書によって、南スーダンPKOに派遣された陸上自衛隊の日報が意図的に隠ぺいされたことはわかったが、それに稲田氏がどこまで関与したかについては、あいまいなままで幕引きがなされようとしている。
その真相を読み解くうえで、重要なのは、「人事」の影響だ。
続きはこちら ⇒ AERAdot (2017年7月31日)