多くのTPP参加国は、アメリカの政治状況を見極めてから国内手続きに入ろうと様子見をしている。そんななか、日本だけが前のめりにTPP批准へとひた走っているわけで、その姿は異様だ。TPPを12ヵ国に先駆けて批准することでオバマ大統領に恩を売り、日露交渉に目をつぶってもらおうというのが、安倍首相の魂胆だ。TPPは広範な分野にまたがり、国民はその内容に疑念を抱いている。安倍首相は、米露に媚こびる前に国民のほうを向いた政治を行なわなければならない。
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