『いま本当に必要な政党とは 〜空虚にもホドがある民主と維新の合意』古賀茂明氏―現代ビジネス

F4lg032016年1月9日、現代ビジネスに掲載された古賀茂明氏の『いま本当に必要な政党とは〜空虚にもホドがある民主と維新の合意』より、一部引用します。

 


12月7日、民主党と維新の党が今年1月の通常国会から統一会派を結成することで合意した。

今回の合意では、維新の党の松野頼久代表や民主党の前原誠司元代表、細野豪志政調会長らが目指していた、両党が解党して新党を結成するという話はまとまらなかった。合意文書にあるのは、「両党の結集も視野に……信頼関係を高める」。その先は全くの白紙だ。

同時にまとまった「基本的政策合意(案)」も、民主のタカ派と左派・リベラル派・組合派に配慮した何でもありの玉虫色。まるで官僚が書いたかと見まがうばかりのレトリック満載だ。

いくつか例を挙げよう。

今、野党共闘の最大の焦点である安保法制については、「憲法違反など問題のある部分をすべて白紙化する」と書いてあるが、完全廃案にはしないことだけがわかるのみで、どこがどう違憲なのかは全く書いていない。ほとんど合憲だから、ちょっとした微修正だけとも読める。

憲法についても、「地方自治など時代の変化に対応した必要な条文の改正を目指す」として、憲法「改正」を明記した。9条改正も「時代の変化に対応した」ものだと言えばできる。この点を民主党タカ派は高く評価するが、維新ハト派からは「ひどい」という声が上がる。


 

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